【レビュー】本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる

本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる

著者:横田 真由子

 

全体像を把握

目的(動機):人々に豊かな生活、豊かな心を提案できるようになる

ゴール:上質な時間の使い方ができ、知性を纏った女性になる

 

ゆとりを取り戻すための丁寧な時間の重ね方

・デジタルの情報を遮断し、アナログのゆったりとした自然に流れる時間を味わうことかと思っていた。

・しかし、単にそれだけでなく、時間は砂時計などで可視化すると、非常にはかないものと認識するだろう。しかし、そのはかなさに焦ることなく、アンダンテ(歩くように)のリズムでゆったりとした所作や、靴をゆっくり磨くこと、タイミングでないときは待つ、グレーを楽しむなど、限りある時間をたっぷりと時間をかけて丁寧に過ごすことが品格であるということを著者の体験から学んだ。また、豊かさが溢れて他者も満たすことができる場所や人が幸せ。その場に身をおくと自然と所作や表情も変わることは改めてそうだと、読んでホテルラウンジを想像するだけで心が豊かになる感覚があった。

・気持ちが焦っていたらたっぷりと時間をとりゆっくりとした所作をすることを心掛ける。気持ちがブルーになったときはホテルのラウンジやお気に入りのカフェで過ごすことにする。

 

上質を見極める買い物のルール

・値段だけでない、価値のあるものを見極めて迎え入れることが大事だと思う。

・その「価値のあるもの」の定義が文中にスッと入ってきた。「心が震えるような精神性のあるストーリー性を感じる出会い」であるかどうか。それは、使い手が自分らしくいられるものがわかっている、使う場面や見え方をイメージできていることと、作り手の精神が感じ取れる豊かな感受性を持ち合わせていることによって得られる体験だと私は思う。

・商品、サービス一つ一つにストーリー性を持たせて精神を宿す。そしてユーザーにもそれを受け取れるような感性を育んでもらえるようなコンテンツを提供する。そこに強固な結びつきが生まれる。

 

 

仕事も人間関係も余白を持たせて質を上げる

・気遣いのオーバーワークでへろへろになっていた。今は仕事も人間関係もだいぶスッキリしたが、それでも前の職場から連絡があり切っても切れない関係にもやもや・・・。

自分の繊細な心は自分で守ること。どう思われようが気にしない鈍感力。

・鈍感になることを許す。私は断れた。その勇気を誉めてあげる。繊細な心を守ってあげた。

 

日々の生活から大人の品格は育まれる

・朝起きてから夜眠るまでを丁寧に過ごすことで品格を育むことが大切なのかなと思った。

・具体的には誰にも気づかれないところで五感を磨くことが大人の品格を育むということがわかった。アロマを焚くと本当に気分よくなれる。キャンドルも焚いてyoutubeで焚火の動画を聴いていて、癒される。

・(視覚)キャンドルを焚く・花を飾る(聴覚)クラシックを聴く(触覚)シルクを触る(嗅覚)アロマを焚く(味覚)甘いものを食べる

 

クイズ

・品格を育てる時間の使い方とは、限りある時間を濃密な質をもって行動する。

・感性の高いユーザーが共感するのは、心が震えるような精神性のあるストーリー性を感じる出会い。

・仕事や人間関係の距離が近くなったときは、鈍感力で仕事や人間関係に余白をもつ。

・日々の生活から品格を育てるには、五感を磨くこと。

 

品格、育てよう。